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その20つちかべのしあげ
つちしっくいのしあげかたはいろいろ。
こてがたたなくなるまで2日間入念におさえるのから
逆に、表面をサーとこてのエッジで荒し、
わらをひっぱって見せる方法までさまざま。
また、下地の状態、塗る厚さによっても
大きく違ってきます。
次回につづくその21は しっかりおさえる です 楽しみに
その19 つちかべの厚さ
塗壁隊の塗るつちしっくいの厚さはだいたい15ミリです。
仕上がった表面と同質のものが15ミリの厚さで塗られ、
壁となるわけです。
この厚さではそうたやすく、めくれたりはがれたり
あるいは変色することはありません。
次回につづくその20は つちかべの仕上げ です 楽しみに
その18 石灰の不思議2 気硬性
壁に塗られた石灰は空気中の炭酸ガスをゆっくり吸収して炭酸カルシウムに変化します。
つちの粒子の間で石灰はこうした変化をし、いろんな性質をつちかべに与えます。私たちがつちしっくいというものです。
化学式は
Ca(OH)2 + CO2 = CaCO3 + H2O
石灰の不思議 ステップ2です
次回につづくその19は つちかべの厚み 2 です 楽しみに
塗り壁隊 + アトリエへん
その17 つちかべの魅力
つちかべの持つ独特な質感は他ではまねのできないものです。
古いくずれかけた土壁もいいんですが
やはりフレッシュな新しい土壁は
とても魅力的ですね。
次回につづく
その18は 石灰の不思議 2 です 楽しみに
塗り壁隊 + アトリエへん 片山暁
その16 石灰のふしぎ 沸化
酸化カルシウムが水と反応して
水酸化カルシウムになるときに発熱します。
これをふっか、(沸化)といいます。
化学式は
CaO +H2O= Ca(OH)2
石灰の不思議 ステップ1です
次回につづく
その17は つちかべの魅力 です 楽しみに
塗り壁隊 + アトリエへん 片山暁
その13 つちしっくい
つちかべとしっくいの中間としてつちしっくいがある。
つちと生石灰と水を混ぜ、練って沸化させるとつちしっくいの材料ができる。
つちしっくいのいい点は
耐候性があるので外部に塗れること、
塗るときに粘りがあって塗りやすいことなどです。
次回につづく
その15は ふっか です 楽しみに
塗り壁隊 + アトリエへん 片山暁
その14 つちボール
山で採ったあかつちは、少し水を加えてから手のひらで丸めつちボールにする。
つちボールは2日もすると乾燥して固くなる。
この土ボールを割ってつちの強度のめやすにする。
仕上がりの色気をつかむこともできます。
次回につづ その15は ふっか です 楽しみに
つちかべと煖炉の組み合せ
煖炉本体は耐火レンガと鉄でつくってあるが
まるでつちかべのなかに埋め込まれているようにみえる。
ごくコンパクトなファイアプレイスだ。
つちかべとヨツールのまきストーブ。
煖炉と比べ、てまがかからず、しっかりと暖めてくれる。
このつちかべは2009年に塗り壁隊の作業で仕上げた。
次回につづく、
塗り壁隊 + アトリエへん 片山暁
その12 失敗、はくり
水引き加減にかまわずコテで何度もなでるとはくりする。
はくりは下地とつちかべの間に水がにじんでしまうこと。
やがて水は蒸発し空気のすきまになってしまうからです。
次回につづく その13は つちしっくい です 楽しみに
塗り壁隊 + アトリエへん 片山暁
つちかべとつち その11 つちかべグラデーション
ここでひといきついて、
つちかべグラデーションです。
つちかべの大きな特徴の1つは曲面になった壁を
自由に作れることです。
光をうけるとつちかべは魅力的な
グラデーションをつくりだします。