BLOG - 八ヶ岳に山荘を建てた。春夏秋冬、
八ヶ岳の山ろく、標高1300mの場所に山荘を建てた。
40代になってやっとのことで土地を見つけ小さな山荘を建てた。
名前は カバンドノル 小さな北の小屋の意味
かれこれ20年になる。
1年を通じて週末は東京を抜け出してこの山荘で過ごしてきた。
春夏秋冬、季節ごとにめまぐるしく変わる気候と生き物達を楽しんだ。
土から生まれ、土に戻っていく植物や動物達。
冬、-20度になる凍りついた世界、高い峰から転がり落ちてくる冷気の固まり、白一面の中、なめるような朝日と跳ねるように走るりす。
遠くで鳴くカケスのつがい、
春、土塊の中からわきだす草のみどり、おおばぎぼしのラッパ葉、ほんの一握りのひとりしずかの点々。
雪解け、凍り解け、土の匂い。
小さな山荘は15年後にサロンを増築した。
馬てい形のプラン、曲面をした土壁。